日記と本

日記

まったり働いて1ヶ月経った・・・と書き始めてだらだら書き渋ってたらもう3か月。

生活が定められた規則に沿っているのは2年ぶりだ。不安でたまらなかったが、幸運にも諸々の環境が良く、すぐ辞めるようなことはとりあえず無かった。

始めたてから少し伸ばして週3×6時間ほど働いているが、既にこの2歩先くらいは俺の限界超えてそうじゃないかと感じる。正社員の方々はこの2,3倍とか働いているのかと考えると尊敬しかない。今のところは想像もできない。

仕事が一応年度で区切りがつくものだということ、今のところ辞めたい強い理由も無いことから3月までは働けそうだ、多分。この『体験版社会人』をどこまで続けるかは未定だけど、それはもうちょっと体験してからでいいだろう・・・。

 

終わり

 

でもいいと思ったけど気まぐれにここ1年くらいで読んでよかったもの

漫画編

・葬送のフリーレン

葬送のフリーレン(1) (少年サンデーコミックス) | 山田鐘人, アベツカサ | 少年マンガ | Kindleストア | Amazon

週刊サンデーにて連載中。既刊8巻。「魔王を倒した勇者一行のその後を描く後日譚ファンタジー」。

この漫画がスゴイだか次に来る漫画だかで何度か見た気がするし、漫画好きな人は既に読んでそう。ネカフェで読んで面白くて、サンデーうぇぶり(アプリ)でまた初めから読んだ。今は人生で初めて週刊サンデーが楽しみ。*1

俺は人間が人間らしく、現実的に振舞う話が好き。つい感情移入して世界観に没入する時間が好きなのかもしれない。この漫画では「(人間味のある)人間」と「(人間味のない)それ以外=主人公でエルフのフリーレンや魔族」が何度も対比されていて、だからか登場人物の人間らしさに惹かれやすい。少ない描写の脇役でもすぐ好きになってしまう。勿論、そうさせるだけ人物描写も上手い。

あまりこういうことは思わないけど、この漫画は終わらずにずっと続いていてほしい。

 

・裏バイト:逃亡禁止

マンガワン(アプリ)で連載中。既刊7巻。ホラー漫画。週1更新だけど俺は3話ぐらい毎のエピソードが完結してから一気に読むから、体感月1更新くらいの感覚。

俺は媒体問わずホラー作品にほぼ触れたことがなく、それは俺がビビりだからという理由が大いにあるけども、そもそもホラー作品というのは面白くするのが難しいんじゃないかと思う。「意味が分かったら怖いコピペ」は何回読んでも面白いほどではないし、「突然の大きな音で驚かせる」ことは簡単だけど、面白い・怖いかと言われると首を傾げる。

「裏バイト」、毎話面白いし毎話怖い。色んな場面や角度で攻めてくる。主人公の一人は"危険回避能力"を持ち「裏」の事情を回避できるんだけど、今回こそはヤバイんじゃないかと読んでて毎回緊張させてくる。

もうちょっと具体的に褒めたい点もあるけど、あんまり内容語りすぎたくないのでこの辺で・・・。

 

小説編

・どうしても生きてる(朝井リョウ)(文庫版有)

・正欲(〃)(文庫版無)

どうしても生きてる (幻冬舎文庫) | 朝井 リョウ |本 | 通販 | Amazon正欲 | 朝井 リョウ |本 | 通販 | Amazon

朝井リョウの小説「桐島、部活やめるってよ」「何者」あたりは読んだことが無かったが、気まぐれで「どうしても生きてる」を手に取ってみた。とても肌に合ってこれはかなり運が良かった。少し後に「正欲」が売ってるのを見つけたので読み、これもなかなか良かった。

「どうしても生きてる」は辛い現実の中で、なんとか光明を見つけて生きていく話が数個の短編集。「正欲」は物語終盤の転換点となる事件を先に示し、それまでの流れを「異常者」「異常を嫌悪する正常者」からの目線を通して追っていく話。どちらの題材も非常に現実的なものばかり。上で言った通り俺は物語に現実味を求めるので、相性が良かった。

どの登場人物も、設定だけを挙げて「現実的な設定だ」と言うことは簡単だけど、それをそれぞれの視点から描いて、つまり内心やその人生の一部などを描写して、それでもなお質感を保てるのは凄い。

どちらも面白かった。この先朝井リョウの新作を見たらとりあえず買って読んでみる気がする。

 

・ペッパーズ・ゴースト(伊坂幸太郎)(文庫版無)

・マイクロスパイ・アンサンブル(〃)(〃)

・クジラアタマの王様(〃)(文庫版有)

ペッパーズ・ゴースト | 伊坂幸太郎 |本 | 通販 | Amazonマイクロスパイ・アンサンブル | 伊坂 幸太郎 |本 | 通販 | Amazonクジラアタマの王様 (新潮文庫) | 伊坂 幸太郎 |本 | 通販 | Amazon

俺は伊坂幸太郎が好きだから読んだ。ペッパーズ・ゴーストとクジラアタマの王様は特に求めていたものと合致していてよかった。

伊坂幸太郎の、現実味が無さそうで、でももしかしたら無いでもないのかもな、ぐらいの話が好き。(ちょっと外してるな・・・)と思うこともまあまああるけど。

まあ好きな人は好きだろうけど好きじゃない人が読んで満足することは無いと思う。

 

・オン・ザ・プラネット(島口大樹)(文庫本無)

オン・ザ・プラネット』(島口 大樹)|講談社BOOK倶楽部

何か読みたかったので、なんかの賞を貰ってた中で適当に選んで読んだ。

「物事の認識」について一冊丸々議論をする話。こういう本は初めて。抽象的な話題だけどまあまあ面白かった。後半は人によっては微妙に思いそうな気もする。

 

 

月1程度で何かしら小説買って読んでるし、追ってる漫画も20くらいはあるから、実は余暇のまあまあのスペースが読書に占められてるのかもしれない。

終わり

*1:休載多いから月2,3しか読めないけど・・・