カードゲームを観察する者

・ブログを変えた

前のとこがサービス終了してしまった。

どう考えても記事移行する意味とか無さそうなんだが、まあそう思いつつ全て記事を移した。手間取ってたら止めてたかも。

俺はどうやら、自分の痕跡がネット上のどこかになんとなく残っててほしいみたいな、願望より低く期待より高いくらいの感情がある気がする。昔のツイートとか絶対見たくないがツイ消ししようとは思わないし。ここら辺自分でもよく分からない。

あんま話すことないのでここは以上です

 

・カードゲームを観察する

者、ぐらごん(伝説のクリーチャー、アンコモン

暇すぎて他カードゲームのnoteとか色々見てて何か書きたいゲージが貯まってしまった、がやっていないゲームを知った気でどうこう言う気も無く、つまり夏休みのアサガオ観察日記くらいのものである。

1.遊戯
マスターデュエルは・・・現代YPで今やってない人と多分同じような理由でしばらくはやらないつもり。結構みんな楽しみにしてたんだなあ。

「紙で持ってるものをわざわざゲームで使う為だけに更に金入れるのか」「わざわざちょい前の現代遊戯やり直すのか・・・」みたいな気持ちが当然ある(必要額はごく少額らしいが)。がそれは俺がそう感じるだけで、例えば俺が2年前にMTGアリーナを始めたように、興味だけはあったくらいの層が遊戯王に参入するにはこの上ないチャンスだと思う。昔はやっていたが一度離れてそれっきり、という人も多いだろう、遊戯王は特に。

俺は遊戯王コンテンツに様々なベクトルの思いがあるが(つまり正も負もあるという意味だが)、それはそれとして遊戯王人口が増えて遊戯王がずっとちょっと盛り上がってたら嬉しいなくらいの思いはある。テーブルカードゲームは参加ハードルが高いがデジタルならという人も大勢いるだろうし、動画やSNSからの波及効果でこれからもプレイ人口は増えていくだろう。遊戯王知名度と掛け合った相乗効果はかなり大きいように見える。

デュエルリンクスは3年ほどプレイして、カード集めの辛さや環境諸々に疲弊してやめてしまった訳だが、いつでもランクマッチができたり家で通話しながら調整・大会に出たりというのは新鮮な楽しさだった。マスターデュエルも今は見の姿勢だがこの先は分からない。ガチ環境に上記の参入組がどこまで着いていけるのか、そう導けるのかとか気になるところで、とりあえず行く先が楽しみ。

カード集めとかある程度テーマで固まってパックになっているとことか非常に良心的っぽくてもうちょっと語りたい気もするが、完全にエアプだしこれ以上はまあいいか・・・、多分俺よりこれを読んでいる大体の人の方が詳しいし。

この大ブームと対称にどうも冷え切ってしまっている俺の心を本当はちょっとどうにかしてほしいが、まあこればかりはどうしようもない。悲しい。

 

2.ポケカ

スタン落ちを乗り越えたらしい。スターバース発売後もそこそこ盛り上がっているように見える。

俺がスタン落ちのあるカードゲームに触れたのは2年ほど前のMTGアリーナを始めた時で、それまではスタン落ちをかなりネガティブ(少なくともユーザー視点では)な物だと思っていた。だがまあ2年も経ち、MTGのスタンダードで2,3回スタン落ちを経験してからは、ユーザーとしてもそう悪くないイベントなんだなと感じる。

環境が変わるのはいつだってちょっと楽しみ。遊戯王の制限改定だって、(「自分たちの調整不足を一大イベント化するな」みたいなのも聞くっちゃ聞くが、)なんだかんだみんな楽しみにしてるだろう。スタン落ちでは現在使えるカードの半分ほどが使用不可になるが、その悲しさよりも残り半分のカード+新弾で始まる新環境に寄せる期待の方が大きいように思う。「今はちょっと使えないけど、スタン落ち後は活躍する機会があるんじゃないだろうか」とカードを眺めて想像するのも楽しい。まあこれは俺も遊戯王で「制限改定後なら(略)」と同じことをしていたし。

もしくは、このスタンダード移行でユーザーを落胆させていないから、カードゲームとしてMTGポケカが今生き残っているとも言えるかもしれない。そう思うとスタン落ちで失敗したカードゲームの知識があまり手元にないんだが、遊戯王のリンクショックと去年のヴァンガードくらいが精々か(前者は語弊があるが)。ヴァンガードも「当時はちょっと荒れたらしい」くらいしか知らないが、どちらも突然の発表だったことに抵抗が多かったんじゃないかと思う。*1

まあスタン落ちするのが予め示されているならば、ユーザーも今買ったカードが2年後には使えなくなるということを納得して遊んでいる為、スタン落ちの段階で今更文句なんて無いだろうと今は容易に想像できる。

新規参入しやすい時期が分かりやすいのも良い。「スタン落ちを機会にポケカやってみようかな」は非常に現実的。

もう一つ、スタン落ちによってデフレやデザインの使い回しの言い訳が効くのが個人的に興味深い。昔より弱いカードを出すことは、スタン落ちのシステム下では完全に肯定されている。

《ダブルターボエネルギー》はかつての《ダブル無色エネルギー》の完全下位互換だが、「この弱いカードを使わされるのか」とはならない。「今スタンは二子玉*2を(こういう形で)使えるのか!」じゃないだろうか。好きだったが使えなくなったカードがまた使えるようになるのはなんだか嬉しい。冷めた目で見ればこれは"使い回されたデザイン"の"弱いカード"を使わされているに過ぎないのに、とても文句なんて出ない。

MTGでの俺の体験と交えてもうちょっとなんか言えればよかったが、生憎なことに2年ほどのプレイ体験では「またスタンダードで使えるのか!」みたいなことがあんまり無い。まあしかしそれくらいでも《削剥》が今使えてるのは嬉しい。

デザインの使い回しが許されることはゲームとしての寿命が~とか、デザイン空間の拡張にそう勤しむ必要が無くとか、まあ書けんでもないがここはこれくらいでいいか・・・。

 

3.ポケカその2

俺の私見ではポケカはカードのインフレとかなり真面目に付き合っているように見える。一般的にカードのインフレにつれて1枚でできることは増えがちだし、多くカードを使える先攻が有利になりやすい。が、先行でワザ(1ターンに1度使える)が打てないだけでなくサポート(1ターンに1枚使える強力な使いきりカード)も2年前くらいから使えなくなった。これだけ変われば・・・

からインフレについてなんか書こうと思ったが、結局割と先行有利らしい。「いや実際は〇〇デッキだと」とかは勿論話せないし、カードゲームで先行が有利なのはもはや常識くらいに思っているので、つまりあんまり話すことが無くなってしまった。ちなみに俺は「カードゲームはインフレすべきでない」なんて当然思わない。だからインフレと"向き合う"必要はなく、適当に"付き合って"りゃまあいいと思う。

遊戯王で"後攻を取って強いデッキ"は大体たかが知れていて、そして"先行なら強いし総合的にも強いデッキ"に先行を渡されると"後攻デッキ"のぬるい先行の動きは簡単にのされてしまうことが多い。親の顔より見た光景、遊戯王で先攻後攻が対等になることはこの先も想像がつかない。

そしてそんな必要もないんだろう。ゲーム開始前から(100%運での先攻後攻決定時点で)形勢が傾くことが分かっていても、カードゲーマーはその中で勝率を上げようと適当に努力をするもので、ポケカは真面目に付き合っていそうだなと思うのと同時に他カードゲームがわざわざ気を配るもんでもないだろうなと思う。

カードゲームがインフレとどう付き合っているんだみたいなことでもうちょっと書けそうだが(大体書いてしまったが)、これも今回はここで切り上げ。

 

4.ラッシュデュエル

あんまりプレイしたことは無いが、かなり頻繁に動向を追っている(どういう趣味?)。

OCGは長い間公認大会に出るリターンが非常に少なかった。と俺個人の目線のみであまり断定したくないところだが、しかしプレイマットが配られるようになりトーナメントパックの中身もかなり良くなった今とその前とで大幅に差がある、というのは概ね同意が得られると思う。

ラッシュデュエルの公認大会優勝で貰えるパックは4000円ほどの価値があり、今OCGの公認大会で優勝して貰えるトーナメントパックの束は2000円ほどの金になる。どちらも少なくとも「優勝すればそこそこ嬉しい」程度で「優勝の為にギスギスする」以下、ちょうど良い塩梅なんじゃないかと思う(優勝景品が希少すぎ2万も3万も値がついてたら多分公認大会の雰囲気は悪くなってしまう)。積極的に公認大会に出る理由があるのは非常に良い。

(まあ昔が魅力無さすぎて今のここら辺がよく見えるだけかもしれんが、ネガキャンみたいになっても嫌なので省略。)

(あんまり相場換算で価値がどうだのを本当は大きい声で言いたくないところだが・・・、他に上手く言い換えられるものも思いつかない、まあいいだろう。。。)

また、大会形式も色々探ってるのかなーと思う。ラッシュデュエルは公認大会より規模が大きい公式イベントがまだ無かったと思うが、同列程度の規模で色々試しているのが分かる。

「7パックチャレンジデュエル」は広く馴染みがある「シールド戦」だし、「デュエリスト交流会」では「マッチ戦」を掲げているが、2デッキ使ってbo3をするOCGとは違う形式(シャドウバースはこんな感じだっけか)。

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同名カードを跨いで使用不可というのに「集金が上手いな」と嫌味を言うこともできるが、"東海ルール"的な縛りの中で構築するのを俺は魅力的に感じる。

(デュエルリンクスもKC決勝リーグ的なのは似た形式じゃなかったっけか・・・。相互作用で色々楽しませる方法を模索してるなら非常に良い傾向に見える、ってまあ記事通してお前は誰なんだって話だが。)

俺はサイドデッキがあるカードゲームが大好きで、同時に1本勝負のカードゲームは愛せないほど。だがこれはカードゲームの入り口が3本勝負OCGだったからで、こういった2デッキbo3から入っていたらどうだっただろうと妙な妄想を最近する。サイドデッキの作り方ったら何デッキ・環境ででも軽い検討くらいはついちゃうが、こういう形式への考え方は一切ノウハウがない。いつか何かしらで味わってみたいなあなんて思う。

 

 

・おわりです

もうちょっと書きたいことがあったんだが、既に長くなりすぎてしまった。本当は「ゲートルーラーのルーラーシステムはテーブルカードゲームにしてはかなり珍しかったが」や「ビルディバイドってカードゲームが育ってきているらしいが」からなんか書くつもりだった、まあいつか俺の何か書きたいゲージが貯まった時にまだ書きたかったら・・・。

好きなカードゲームの話だからいくらでも書けてしまいそうだ、と言いつつ大体は「アサガオの花が先週より大きくなっていました」程度のことなんだが。これで新たな可能性やらを提示していたらこれは"考察日記"にできるんだろうが、まあ今日はそんな気もないし。

しかしすっかり、どんなイベントを見てもまず顎に手を当てて「このイベントの目論見は」「起こり得る反響の予想として」みたいなことをブツブツ考えるオタクになってしまった、って昔からそうだったかもしれないが。これを駅前で呟いていたら不審だから、せめて個人ブログという自宅の中でカタカタ打ち込むまでにする。

おわりです

 

*1:公式発表からルールが変わるまでどちらも3か月ほどしかなかった

*2:ダブル無色エネルギー