B級デッキ探訪日記

マスターデュエル要素はないです

今の俺には勇者デスピアを回してレシピだけじゃ分からない細かいプレイングを身に着けることも、テンプレの細部を自分なりにチューンするほどのモチベーションも出せそうにないので(そしてしばらくCSに出そうにもないので)、気まぐれに拾ったB級デッキを適当にこねこねして遊んだ、日記。

オチから先に言ってしまうが、根がガチ勢なのでそろそろ普通に強いデッキ使いたくなってきた。

構築の細部は忘れた+サイド省略で行きます

 

1.海晶乙女(マリンセス)

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最初左回して右にしてちょっとして辞めた

良いところ

・1枚初動的なカードが多く、初動が被るとその分展開が強くなる。厳密には完全に1枚だけだとかなりしょっぱい場だが、何かしら絡めば大体伸びてまあまあの展開になる。またカテゴリカードが手札に多いほど展開伸びる=カテゴリカードをたくさん入れるメリットが大きいテーマが俺は好きで、この点は良かった。

・先行展開もまあまあ強い。リソース残しながら多種の妨害を敷くみたいな動きは一応可能。具体的にはアルゴノート波動にプラスで餅か誘発あたりは中振れくらいの確率でできる。

悪いところ

・Gに本当に弱い。全くケアが効かない。マリンセスギミックで最初の妨害を出す為に相当特殊召喚が要るので、大体棒立ちエンドで返すことになる(はず)。運が良ければ2ドロー4エクシーズで止まれるかもしれないが・・・。

 右のレシピは大振りなアビス・シャーク+サイレント・アングラーを誘発に変えたが、後攻捲れるようにも別にGに強くなった気もしない。

・全体的にほんのりパワーが低い。B級デッキ共通の弱点。このデッキで言うと特に瞬間火力的なステータスが低く、例えばアクセスコードは基本的に1ターン置かないと出ない(色々動いてリソースやら墓地にある状態にできれば次のターンはたまに出るねくらいの頻度なので俺は抜いてしまった)し、マリンセスだけで5,6枚から動いて8000を出すのは無理。よって、例えば相手の展開をGで止めて先行ほぼがら空きエンドにできたとしても、そこにGを持たれていた場合につっぱしてワンキルみたいな選択肢が無い。最低限の妨害だけ用意してお祈りもほぼ無理。

 

 天威勇者やデスピアがG食らってもグリフォン外法でお祈りくらいはできるor2ドローミラジェイドとかで十分勝てるのと比較すると、Gが通ると泡吹くしかないマリンセスはまあB級だ・・・。《海晶乙女の虚無空間》レベルが来ないと厳しい。俺は展開系~プチ展開系みたいなデッキも全然使わないので、久しぶりにこんな感じの触ったのは一応楽しかった。

 リンク3の波動サーチを諦めれば勇者ギミックを入れることも可能で、そこ以外の噛み合いはそう悪くはなさそうなんだが、まあ、「マリンセスを抜いて完成」になる気配が濃厚。

 

2.ダイノルフィア

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通常罠1枚でライフを2000にしながらレクスタームが出る。ライフ1000まではすぐ減らせるので、例えばデスピアのメインギミックはレクスタームがいるだけで割と封殺できる(ように見える)。

良いところ

・1枚初動が9枚以上入る。一番強い初動はフレンジーだが、それをサーチできるテリジアやちょっと弱いドメインでもレクスタームは立つし、化石調査やらトリップトリックやらで水増しの余地もある。下級の重ね引きだけちょっと弱いが、フレンジードメインは無駄にならずに十分強い(よって化石調査は諸説アリ)。

 ・レクスタームの制圧力がそこそこある。レクスタームを避けるカードは各デッキに1,2種しか無かったりするので、そこだけミラジェイドとかで飛ばして押しきることができなくもない。

悪いところ

・とにかく脆い。初動の罠にうららを食らって止まってしまった場合、ライフを半分払ってしまってる為大体そのターンで負ける。またこのデッキは盤面処理能力的なステータスが低く、一旦制圧できても適当に横並びされたりで時間を稼がれ、そのうち無限泡影あたりを引かれて負けなんてことはまあまあある。

 勇者に弱いのはかなりマイナスで、勇者プラスメインギミックでレクスタームに触れるようなデッキはちょっと不利な気がする、多分。脳内では天威勇者に不利でデスピアはちょい有利な気がしていたが、前者にはまあまあ勝って後者には大分負けた。がまあ何回かやれば天威勇者が勝ち越すんじゃないかな・・・。見て分かる通りエルドリッチにも勝てないので、じゃあこのデッキは何に勝てるんだろう(?)

 多面的な妨害やリソース的な概念もこのデッキには無いので、(最近は減っているが)例えば超融合一発で確実に負けだし、デスピア相手に押していたつもりでもマスカレイドを出されて急に詰みなんてこともある。勝つまでずっと綱渡りなデッキ。

 そこら辺の弱点の補完や打点の確保として烙印ギミックと、光属性としてエルドリッチを採用(という他人の案をパクった)。ここの感触はかなり良い、まあ烙印融合の縛りと食い合わないなら感触悪い方が珍しいかもだけど。一応トラップトリックを入れて勇者を足すみたいなのも可能な気がする。

 解決札引かれる前にさっさと決めたいからサイコエンド・パニッシャーとアークリベリオンは入れたい。ってことで3チューナーの優先度もちょっと上げた。勇者ギミックが苦手なのでうさぎが特に良いかな。覇王龍の魂は上手く馴染みそうだなとかもうちょっと語れること自体はあるけど、まあ何か新規来るまで触らなくていいかな・・・。

 

3.サイバー

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良いところ

・オタク・カードがいっぱい使える

・先行が弱くない。銀河戦士か機械複製術を通せるとインフィニティミラジェイドくらいは行く。引いてれば追加でセリオンズキングも置ける。ミラジェイドは勿論、このデッキのインフィニティは死んでも次のターンにネクステアで釣る強い選択肢になるので、どちらも一度出すだけで潜在的なリソースとして扱える(精一杯の良い言い方だが・・・)。

・対応力がそこそこある。キメフォ・メガフリートや、(サイドに落としたが)サイバネティック・オーバーフローは他のデッキじゃ中々使えない性能。ランページで墓地肥やし+6300打点みたいなのも健在なので、適当に場避けちゃえばさっさとワンキルするのもまあまあできる。

悪いところ

・別に後攻も強くない。誘発や捲り系のカードを入れる余裕があまり無い。サイバーは1枚初動なんかが無く組み合わせで強い展開を作るデッキで、特に銀河戦士や複製は他と引っ付かないとどうしようもない。よってメインギミックカードの割合がデッキの多くを占めなければいけないが、メインギミックだけで後攻捲っていけるかとなるとそうでもない。

・カードがほんのり弱い。アラメシア1枚からトークン旅路グリフォンドラゴバックと増えていくのと比較してしまうと銀河戦士の性能はちょっと厳しい、複製術はまあギリギリ許せるが・・・。

 抜いてしまったギミックとしてサイバー・ダーク・キメラサイバーダーク・ワールドがあるが、これもほんのり弱かった(単に構築に合わないというのはあったし、11期産の良い強化程度だとは思うので、現代ガチ最強カードと比べてしまうのが酷)。

 サイバーは一応もうちょっと頑張る余地自体はあるが(融合多めにしたりとか後手構築とか)、こういう何個か派閥あるB級デッキのどれか1つがずば抜けてるみたいな例を知らないので、まあ、俺がまた気が向いたら組んで遊ぶかもしれない。

 

日記

何かしらの縛り、つまり例えば「最強のマリンセスデッキを組む」として構築を考えるまでは楽しいが、いざ試してみてデッキパワー故に負けた時に、俺は「もっと強いマリンセスを組もう」でなく「大人しくデスピア使った方がいいか・・・」となる側。バリバリ熱意があった昔は勿論のこと、今でも根は変わらないらしい。俺はファンデッキも嫌いじゃないが、俺とファンデッキの相性が良くない。

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マチカネ探訪イザ

 

おわりです