改訂雑感

ほんとに"雑"感です(前期はほとんどやっていないため)。独自の目線も鋭い視野も一個もありません。暇潰しに読んでください。

禁止

《キャノン・ソルジャー》、《トゥーン・キャノン・ソルジャー》

【ユニオン】の先行でのワンキルを防ぐために敷いた措置でしょうが、これができて何故【ユニオン】のエクストラリンク展開は防ごうと思わないのか不思議です。ターンが回るならばゲームとして成立していると考えているのか、はたまた別の思惑があるのか・・・。個人的には《A-アサルト・コア》を制限にしてほしかったですね。条件が揃えばほとんど無限にリンク数を増やせる今の状況ははっきり言って異常です。

《マジカル・エクスプロージョン》

10年遅い

制限

《アストログラフ・マジシャン》、《調弦の魔術師》、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》

【魔術師】に大きな規制がかかりました。一応どれも1枚で回せないことはないとは言え、流石に構築が厳しくなったのではないでしょうか。僕は【魔術師】や【ユニオン】のような、「ミラー戦において先行展開が通ってしまえばメインギミックで返す手段がほとんど無い」デッキが蔓延してる環境があまり好きではなくて、どちらのデッキも使っていた期間はありましたが流行ると同時に使う気が起きなくなってしまいました(流行ったから以外にも色々理由はあるのですが)。魔術師などのPテーマは基本的に3枚、リンクから入るならば4枚揃えなければならず、また構築の中には手札誘発も入れなければならないことから、かなりムラが大きいテーマだと思っています。誘発や、一見良相性である《墓穴の指名者》も引きすぎてはそもそもの展開ができなくなることがあります。その癖展開強度自体は高く、ほとんどのデッキで【魔術師】の最強展開を返すことはできません。こういったデッキは僕は嫌いなので、【魔術師】に規制がかかってよかったなと思います。繰り返しますが【ユニオン】にももう少しかけてほしかったですね・・・。ちなみに誘発をそこまで入れなくていい=ムラが小さく安定して展開できる環境の【魔術師】はかなり良いデッキだったなと思います。ごくわずかしか使えた期間はありませんでしたし、身内以外に使用者はほとんどいなかったですが・・・。

《閃刀機ーホーネットビット》

かかってほしいとは思ってましたが、この早い段階で制限にかけてくれたのは良い判断だと思います。ノーマルカードなので規制へのショック・反感もあまりありません。また、1枚のこのカードの為に《閃刀起動ーエンゲージ》を3枚入れるかと言われると微妙な線で、そういった意味ではこのカードで展開の安定性・強度を上げていた【ユニオン】【剛鬼】あたりへの規制はいくらか厳しいものなのかもしれません。ここは蓋を開けてみないと何とも言えないです。散々これ以上の規制を要求しておいて【ユニオン】が落ち目になっていたら謝罪記事を書きたいと思います。

《盆回し》

流石にこれまでの、発動したいフィールド魔法+《混沌の場》(+《チキンレース》など)のみを入れての運用はしづらくなったかと思います。この、(特に《盆回し》に制限がかかっていなかった時ですが、)自分だけフィールド魔法を持ってきて相手には使わせない、しかしデッキに《暗黒騎士ガイアロード》もしくはセフィラが入っている時のみ回避可能、といった使い方は非常に不健康だと思っていたので、悪い規制ではないと思います。

準制限

《エルシャドール・ネフィリム》《エルシャドール・ミドラーシュ》

【シャドール】が環境に現れなかったことを見ての緩和でしょう。《影依融合》で《エルシャドール・ネフィリム》を出すより《エルシャドール・ミドラーシュ》《究極伝導恐獣》を並べる方が強いですし、3枚入れて全て活躍できるかと言うと怪しいところなので、無制限相当の強さしか無いのではないでしょうか。僕は【シャドール】全盛期はやっていなかったのですが、【列車ドール】などでシャドールを好きになったのでまた機会があれば使いたいところです。

《SPYRAL GEAR-ドローン》

一目見たときは時期尚早じゃないかと思いましたが、得意のエクストラリンク展開にこのカードは1枚あれば良さそうなので(あまり展開ルートに詳しくありませんが)、あまり影響はないのではないでしょうか。《D-HERO ディスクガイ》

俺はこんなカード知らない

《SRベイゴマックス》

色々騒がれてますが、デッキにゴミを入れなければいけない都合上、少々リスキーなカードなのではないでしょうか。蓋を開けてみなければ分かりませんが・・・。僕はムラが大きいカードはあまり好きではありませんが、1枚で召喚権を使わずトロイメアから妨害を踏めるのは中々強いのではないでしょうか。

《緊急テレポート》

これもメインにゴミを要求する系統ですが、《幽鬼うさぎ》は引いても機能し、またチューナーなので持ってくる筆頭となるでしょう。《水晶機巧―ハリファイバー》へのアクセスが大事になるデッキでは選択肢に挙げられそうです。

無制限

(だんだん飽きてきました)

《WW―アイス・ベル》

破壊耐性《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》は中々の驚異ですが、多くの状況でEXゾーンを埋めてしまうこと、誘発に弱いことからかなりデッキを選ぶのでは無いでしょうか。【閃刀】のプランの一つとしてなら悪くなかったりするんでしょうかね・・・?丸さがウリ(多分)の【閃刀】にそんな枠を割く必要があるのかは微妙なところですが。 

《影霊衣の術士 シュリット》

今の環境で少々強くなった【影霊衣】ごとき(少し過激な言い方ですが)が勝てるかと言われるとどうなのでしょう。恐らく環境にはほとんど影響無いかと思います。環境に出てくるようでしたら謝罪記事を書きたいと思います。

《マスマティシャン》

《終末の騎士》の方が使われるようになってから久しいですね。《グローアップ・バルブ》と《水晶機巧―ハリファイバー》になれますが、その《グローアップ・バルブ》自体もそもそも《水晶機巧―ハリファイバー》になれるので、追加して採用する必要はあまりないのかなと・・・?誘発ケアなどのパターンが発見されたら入るかもしれないですね。

《命削りの宝札》

【真竜】【クリフォート】あたりが環境にいないことからの緩和でしょう。《灰流うらら》が準制限なこともあり、少々危険かな・・・?と思ったのですが、このカードを入れると《無限泡影》以外の手札誘発がほとんど入らないので、相応にリスクも背負うものになります。これは現環境では相当厳しく、後攻で《命削りの宝札》を打つ前に相手の場には最強モンスターが6体並んでいるなんてことも起きてしまうかもしれません。これを返せるデッキならばいいのですが、なかなかそういったデッキは無く、そう考えるとこのカードの緩和も納得できるなあと思います。一番はこのカードが制限ぐらいに落ち着いて、手札誘発がそこまで入らなくてもいい環境を望んでいるのですが・・・、手札誘発が少ない環境を望むのはもはや・・・(略)。

《真竜の継承》

あまり語ることはありません。もう少し真竜は緩和してもいいんじゃないかなとさえ思います。《真竜剣皇マスターP》や《ドラゴニックD》は流石にオーバーパワーかと思いますが、《真竜拳士ダイナマイトK》や《真竜皇の復活》の1,2枚はまだ返ってくる余裕があるんじゃないかなと思います。それらも全部無制限となるとちょっと強すぎるかもしれませんが・・・。

以上で実際に制限改訂を受けたカードの紹介・考察は終わりです。

ここからは、個人的に規制をかけて欲しかったカードの紹介です。

 

《墓穴の指名者》

最近の環境で、もちろん先行展開を眺めそのままデッキを畳む(あるいはその逆ですら)のは面白くないと思っていて、そんな中楽しいのは「最強展開がお互い通らないままリソースが減っていって、ちまちましたメインギミックの端の突き合い」だったのですが、このカードでその仮定に至ることが減ってしまいました。先行が強すぎることの助長になっているこのカードは何故刷られたのか理解に苦しみます。先行を取られ後攻で誘発を引けたものの、このカードによって先行展開が通りあちらのリソースは完璧、こちらはドロー含め手札5枚からスタートがよく起こる環境というのは非常にストレスです。早く制限になってください。

《魔封じの芳香》

これも先行が強すぎる現状の原因となっているカードだと思います。先行でこのカードを発動するだけで相手の動きが1ターン止まり、場合によってはそのままゲームエンドとなることも多々あります。ペンデュラム最盛期は抑制のため無制限だったのでしょうが、今はもう制限~準制限ぐらいになってもいいのではないでしょうか・・・?

《レッド・リブート》

"罠の駆け引き"が無くなるこのカードも規制をかけてほしいところです。このカードのお陰で【オルターガイスト】がいまいち一線に出てこられてないというのはありますが、通ったら勝ち、通らなかったら負けのこのカードもゲームの面白さを低下させている気がします。

書こうと思えば規制してほしいカードはまだありますが、キリがないのでこの辺で。

面白い考察ができたかと言われれば正直微妙だと思ってますが、時間潰しにでもなってくれたら幸いです。